「どうしたのですか…?」 悲しみに明け暮れていると、 王子様の格好をした、野坂君が登場した。 やっぱり、いつ見ても似合ってるなあ。 そんなことを思いながら、 劇は着々と進んでいく。 「これはこれは王子様…!!」 「大変なんです。 白雪姫が毒りんごを食べて倒れたんです…!!」 「白雪姫を助けてください、王子様……!!」 そうか……、と呟きながら、 野坂君はあたしにどんどん近付いてくる。 .