そうやって野坂君と話していると、あっという間に舞台裏に到着。 「じゃあね、野坂君…!!」 あたしと野坂君のスタンバイ位置は反対方向。 あたしは今いるところでいいけど、野坂君は反対方向。 あたしがバイバイ、と手を振ると、 何故か野坂君はあたしに近付いてきた。 「どうしたの、野坂君…」 あたしが不審そうに尋ねると、 野坂君は小さな声で、 「ごめんね、佐々木さん………」 こう呟いて、行ってしまった。 .