泣いてた目は、メイクさんが上手く隠してくれた。 みんなが褒めてくれたドレスにだって着替えて。 目の前にいるのは、 今の心情とは真っ反対のあたし。 まるで、 心が暗いのを、衣装で隠してるよう――― 「みんなーっ…!! そろそろ時間でーすっ!! 体育館ステージ裏に集合してください―――!!」 文化祭のステージ進行役の人が、 あたしたちを呼びに来た。 その言葉を聞いて、ぞろぞろとみんなが動きはじめた。 .