「………バカだったな、俺」 さっきまでの勢いはどこ行った? 桃を守りたいって気持ちはどうなった?? 虚しさが俺を襲う。 俺の想いはここまでだったのか。 結局、空回りだったな。 俺は、桃を諦めるしかねーのかな………。 俺がそんなことを考えてた時… 「バカか、お前は……!!」 幸也の怒声が校内に響き渡った。 .