「久しぶりだな、桃」 「う、うん……」 なんだ、この ぎこちない会話は。 いつものあたしじゃないみたい。 「あの、遼平さん――――」 「遼平、お待たせ!! って、えええ―――!!!??」 あたしの声はあっけなく掻き消された。 というか、この声って… 「お兄ちゃん……」 呆れて叫ぶ気もしなかった。 なんなのよ、その格好。 サングラスにマスクって…。 変装の仕方、古いよ。 .