『あのね、お願いがあるんだけど……』 「何??」 俺が質問すると、 桃は言いにくそうに口を開いた。 『遼平さん、うちの高校の卒業生なんでしょ…? だから…… 来月の6日にある、うちの高校の文化祭に来ないようにお願いしてほしいんだけど……。 もちろん、お兄ちゃんも来ちゃダメだからね!!』 文化祭に来るな……―? 今まではそんなこと言うヤツじゃなかったのに。 「なあ、桃。 文化祭で何があるんだよ」 この言葉を聞いた瞬間、 桃は黙ってしまった。 .