そこには、王子様スマイルで微笑む、野坂君がいた。 「ごめんなさい…… あたしのせいで、野坂君の練習時間削っちゃって……」 「別に大丈夫だから」 「でっでも……」 正直な話、 あたしの無能さのせいで、 野坂君の練習時間をなくしているのは事実。 こんなに迷惑かけるなんて…。 そんなことを思っていると、 野坂君の優しい声が聞こえてきた。 「そんなに俺の練習時間削るのが嫌なんなら、 今日の放課後から、二人で劇の練習しようよ」 .