でも…… 「…久しぶりだったな、桃の声」 どんな理由だったにしろ、 桃の声を聞けてよかった。 それだけで満たされる、俺の心。 「単純だな、俺……」 クスッと、何故か笑いが出た。 ―――ガチャッ… 「悪いな、遼平。 部屋入ってもいいぞ」 「おう」 俺は廊下から社長室に入った。 でも、 入った瞬間に俺は寒気を感じた。 気持ち悪いほどに、幸也の目が輝いている。 幸也は目を輝かせながら、俺の肩に手をかけた。 .