絶対にこんな姿見られなくないよ……!! 恥ずかしいし、 遼平さんからかってきそうだし!! って、なんで遼平さんのこと 考えてるんだろ……?? 頭をぶんぶんと横に振る。 「とっ…とにかく!! お兄ちゃんに電話して、遼平さんに来ないように言っとかなきゃ!!」 あたしはカバンを持って、 とっとと教室を出て行った。 「佐々木 桃……か…。 おもしれーヤツじゃん……」 こんなことを呟かれてるとも知らずに。 .