気がつくと、見覚えのある白い天井が目に入った
(また、ここへと戻ってきてしまった・・・)
そう・・・
私は病院のベッドの上で目を覚ました
左手が温かい・・・
目をやると、手首に包帯が巻かれている
その私の手を、お母さんが握りしめ、眠っていた
「お母さん・・・。」
私の呼びかけに、バッと顔を上げ、時が止まったかのように私を見つめている
徐々にお母さんの目から、涙が溢れ出した
(また、ここへと戻ってきてしまった・・・)
そう・・・
私は病院のベッドの上で目を覚ました
左手が温かい・・・
目をやると、手首に包帯が巻かれている
その私の手を、お母さんが握りしめ、眠っていた
「お母さん・・・。」
私の呼びかけに、バッと顔を上げ、時が止まったかのように私を見つめている
徐々にお母さんの目から、涙が溢れ出した

![トキヲコエテ [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)
