それに・・・
あの、最後の電話で私が「別れたくない。」と素直になっていれば・・・
自分たちの愚かさに、涙が出た
「和哉・・・。私、あのとき本当は別れたくなかった。でも、実家を継がないといけない和哉にとって、子どもが産めない私との付き合いは和哉を苦しめることになるし、和哉はそのことがあるから私と別れたんだって思ってた。」
「オレ、そんなに薄情なヤツじゃないし!」
ほら、やっぱり
私は和哉のことをまったくわかっていなかった
一度は思った
和哉ならきっと、こんな私でも受け入れてくれると・・・
でも、信じ通すことできなかった
勝手に別れの理由決めつけて、勝手に納得して、勝手に和哉から捨てられたって悲観して・・・
和哉もリカの言葉に惑わされるなんて・・・
私たちバカだね
あの、最後の電話で私が「別れたくない。」と素直になっていれば・・・
自分たちの愚かさに、涙が出た
「和哉・・・。私、あのとき本当は別れたくなかった。でも、実家を継がないといけない和哉にとって、子どもが産めない私との付き合いは和哉を苦しめることになるし、和哉はそのことがあるから私と別れたんだって思ってた。」
「オレ、そんなに薄情なヤツじゃないし!」
ほら、やっぱり
私は和哉のことをまったくわかっていなかった
一度は思った
和哉ならきっと、こんな私でも受け入れてくれると・・・
でも、信じ通すことできなかった
勝手に別れの理由決めつけて、勝手に納得して、勝手に和哉から捨てられたって悲観して・・・
和哉もリカの言葉に惑わされるなんて・・・
私たちバカだね

![トキヲコエテ [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)
