トゥルー ラブ

和哉と私は、同じ大学のサークル仲間だった


和哉は私の一つ年下


付き合って、もうすぐ2年になるところだった


両方の親公認の仲で、和哉が卒業して、1年たったら結婚をする約束までしていた


でも・・・


私の病気がわかって、和哉は少しずつ変わっていった


そのことを言ってしまうと、和哉が離れていきそうで、怖くて何も触れずにいた


一生懸命だった・・・


和哉を繋ぎとめることに


和哉の前ではいつも笑顔でいた


ただ、そばにいて欲しかった


それ以外は何も望んでなかったんだよ・・・


和哉が私にくれた、最初で最後の手紙


あれには、もっともっと重い意味があること


私はわかっていた・・・