手紙を読み終え、私はゆっくり目を閉じた
(愛歌!泣いちゃダメ!)
そう心に強く言い聞かせ、おかあさんに笑顔をむけた
おかあさんはすべての事情を知っているようで、とても心配そうに私を見ている
「大丈夫だよ。こんなの病名言われた時に比べたら、たいしたことないよ!」
「愛歌・・・。」
ウソだった
大丈夫なんてウソ
全然大丈夫じゃない
おかあさんはそんな私を哀れな目で見ている
笑顔で強がる私を見て、耐えきれなくなったのか・・・
おかあさんは病室から出ていってしまった
(愛歌!泣いちゃダメ!)
そう心に強く言い聞かせ、おかあさんに笑顔をむけた
おかあさんはすべての事情を知っているようで、とても心配そうに私を見ている
「大丈夫だよ。こんなの病名言われた時に比べたら、たいしたことないよ!」
「愛歌・・・。」
ウソだった
大丈夫なんてウソ
全然大丈夫じゃない
おかあさんはそんな私を哀れな目で見ている
笑顔で強がる私を見て、耐えきれなくなったのか・・・
おかあさんは病室から出ていってしまった

![トキヲコエテ [短編]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.787/img/book/genre1.png)
