『Youの発音、悪すぎ。
 MeはAngel様だ。
 aーnーgーeーlー!
 Ok?
 今度、その不快な発音でMeを呼んだらYouを海に叩き落とすぜ?
 10 literほど海水を飲んだら、引き上げてやるからさ。
 そしたら、Meの名前をちゃんと呼べるようになるんじゃねぇ?
 Baby?』

「やかましーー!」

 この!

 何が発音だ!!

 自分の声だって、造られた合成音のクセに!!!

 自分のコトは、棚に上げ。

 実際にがくんと高度を落としやがったエンゼルに。

 僕も半分キレかけて叫んだ。

「話し方が気に入らなければ、僕は、今すぐ目を閉じる!
 ん、で二度とお前になんか乗ってやらないからな!」

 僕は、エンゼルに向かって言ってやった。

「僕以外に、誰も乗せられなかった、ポンコツ機械のクセに!
 僕が乗らなかったら、お前なんか即スクラップだ!!」