……とは、言え。 プラチナに言われて、僕は石をしげしげと眺めた。 金属のかたまりだとわかっていても。 思わずケンカをしてしまうほど、エンゼルは人間くさい。 僕は、今までこんなに人工知能には、出会ったことがなかった。 内容はともかく。 エンゼルを作ったやつは、天才だ。 しかも、膨大なデータが詰まっているはずなのに。 こんな小さなペンダントに収まっているなんて、信じられない。 一度、機会があれば。 その顔が見てみたい気がする。