プルルプルル

携帯がなった


「もしもし。」

『悠月ちゃん?』

「烈さん?」

なんと烈さんからだった


「どうしたんですか?」


『君は、この体質を恨んでいるかい?』

「・・・いいえ。」


『ふ、面白い。でもこれで最後だ。』

「え、どういう意味・・・」

『たくさん、迷惑をかけたね。最後に自分が猫だった姿をおもいえがいておいときなさい』

ぶち

ツーツー

機会音が虚しく響く


悠月は自分が猫だった姿を思いだした