――パンっ…!


「…最っ低…!!」


私は言った。


こうでもしなきゃ、

気が済まなかった。


『好き。』

『葵と付き合えて、幸せ。』


なんで。

なんで、そう簡単に嘘がつけるわけ?


その、言葉を信じてた。


私は、馬鹿ですか…?


幸せな恋がしたいだけなの。

クリスマスを彼氏と過ごしたかったの。


けど、

私には、難しいのかな…?


やっぱり、

そう上手くいかないのかな…?


あと3日でクリスマスなのに。


もう、嫌だ。