「もう、なに……、」


「少し早いけど、
メリークリスマスー!!」


私の言葉を遮った。


「メリークリスマス…。」


私は、かなりの苦笑いで言った。


空気読みなよ、空気っ…!!


「…と、いうわけで…。
葵にプレゼントがありますっ!!」


光輝が言った。


「ありがとう。」


これは、嬉しい。

と、本当に思っていた。


「…はいっ♪」


光輝が両手を出している。


………え………?


「…はい?」


目が悪いのか…。


両手に何も見えないんだけど。


「クリスマスプレゼントでーすっ!!」


――ギュッ


そう言って、光輝に抱きしめられた。


「……は………?」


どういう意味だよ。


「葵へのクリスマスプレゼントは…、」


なんですか……。


「俺ー♪」


そう言って、キスされた。


あぁ、そう言う事……。


―――――――――


クリスマス。


それは、突然に…。

隣で見守っててくれてた君が

最高で最愛のクリスマスプレゼント。


END