『ここから近い所に店あるから、そこでも良い?』 「うん!任せるよ」 彼と一緒なら何処だって良い。 ほんとに恋は不思議だ。 私達は近くの居酒屋に入った。 誘われたことが何より嬉しくて、でもそれを伝えられなくて… 歯痒い気持ちになった。 だけど彼の毒舌はいつもと変わらない。 むかつく… でも気になる。 時には照れ臭そうに笑う彼を見ていると、少しでも距離を縮めたい、近付きたいって思ってしまう。