フランスから帰って来ても、龍矢は毎日忙しそうに働いている。


このまま、夏休みも終わりそうだな。


一緒に出かけるのは、無理かな。


無理して仕事頑張って。


龍矢が倒れたりしたらヤダし。


それにしても。


今年の夏は、ほんとに忙しそう。


そんなにやること、あるのかな?


「ただいま。」


「おかえりなさい。」


キスをする。


「どうした?具合悪いのか?」


ソファーに寝っころがってた私に、龍矢が聞いた。


「うんん、違う。」


龍矢が居なくて、つまんなかっただけ。