4校時目終了のチャイムが、響き渡る。 昼食の時間だ。 昼食時間は、人が屋上に上がってくる。 私だけの空間は、みんなの空間になる。 私は、それを見るのが嫌だった。 チャイムが鳴り終わる。 校舎内は、ざわめき始めた。 誰かがこの場所にくる前に、私はいつもここから立ち去る。 今日も同じように私は、非常階段を駆け下がった。 校舎の後ろに出て、校舎の周りを守るように囲むフェンスをよじ登った。 そのまま歩道に下りて、私は歩き出した。