僕の彼女は天使様

『ルージュ、今日はありがとう。』


優希がそう言って俺の名前を呼んだその時。


強烈な喉の渇きが俺を襲った。


『か...は...っ。』


同時にその細い首に牙を突き立て温かい血を、思う存分飲みたい衝動が荒波の様に押し寄せる。


『ルージュ? どうしたの? 大丈夫? 』


(駄目だっ...。)


『優...希...れ...ろ。』


『え? 』


『俺から...離れて、家に、帰れ。』