――祖父の遺言


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創也くんへ


私はもうこの世にはいないだろうね。

これから書くことに驚かないでくれ。

全部、本当のことだ。

いや、全部分かるのはそこに行ってからだな。

創也くん、君は捨てられたんじゃない。預けられたんだ。

君の両親とは昔から交流があってね。

まぁ、あとのことは後々分かる。

あえて、ここまでしか書かない。

そして、これから書くところに行ってほしい。私の最後の願いだ。

○○県××市…

送りは息子にでもたのんでくれ。

じゃあ、達者でな。

私の息子よ。


       白石卓三
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~お嬢様☆執事~



21.1.22 END....