「あー、疲れた…」



やっと部屋に到着。



秋山さんをベットに寝かせ、毛布をかけた。



…秋山さんの寝顔、初めてかも。



…ドクン



なんかかわいいなあ…。



いつもキリッとした顔立ちだけど、今はもう…。



沙羅の胸がきゅんとする。



「…」



私、ヤバいな…。



キス、したくなる…。



沙羅は無意識に秋山さんの顔に近づいた。



「沙羅、いるのー?」



「!?」



沙羅はあわてて顔を戻す。



「もう、いるじゃない。凛のパーティーなんだから参加してちょうだい」



危なぁ…!



「あはは…ごめんごめん。今行くから」



お母さん、バットタイミング…。



焦った…。



秋山さんが寝ていることには気づいてはなかったようす。