昨日の不安は消えてくれず、急いで病院へ向かう。
病室の前にあった、予防衣を入れるロッカーが無くなっている。
2日間来てないし、看護師に確認してから入ろうと思い、看護師に声を掛ける。
「あの…」
「あっ、佐藤さんの…。佐藤さんなら、昨日の11時過ぎにICUへ移りました」
「えっ……分かりました。すみません」
頭を下げ、足早にICUへ向かい、インターホンを鳴らすと、看護師が出て来た。
「あの…佐藤孝行に会いたいんですけど」
「ご家族以外の面会は出来ません」
「彼女…彼女でもダメですか?」
必死だった。
どうしてもたかさんに会いたかった。
会って、ちゃんと自分の目でどんな状態なのか、確認したかった。
「Dルームの方に、ご家族の方が泊まってますので、そちらでお話下さい」
ICUの中へ入って行く看護師…。
急いでDルームへ行くと、憔悴しきったお母さん―‐。
「お母さん…」
「望…」
「どうして…直ぐに連絡くれなかったんですか?」
と、喉まで出かかって…言えなかった。
それどころじゃなかったのかもしれないと思い、何も言わなかった。
病室の前にあった、予防衣を入れるロッカーが無くなっている。
2日間来てないし、看護師に確認してから入ろうと思い、看護師に声を掛ける。
「あの…」
「あっ、佐藤さんの…。佐藤さんなら、昨日の11時過ぎにICUへ移りました」
「えっ……分かりました。すみません」
頭を下げ、足早にICUへ向かい、インターホンを鳴らすと、看護師が出て来た。
「あの…佐藤孝行に会いたいんですけど」
「ご家族以外の面会は出来ません」
「彼女…彼女でもダメですか?」
必死だった。
どうしてもたかさんに会いたかった。
会って、ちゃんと自分の目でどんな状態なのか、確認したかった。
「Dルームの方に、ご家族の方が泊まってますので、そちらでお話下さい」
ICUの中へ入って行く看護師…。
急いでDルームへ行くと、憔悴しきったお母さん―‐。
「お母さん…」
「望…」
「どうして…直ぐに連絡くれなかったんですか?」
と、喉まで出かかって…言えなかった。
それどころじゃなかったのかもしれないと思い、何も言わなかった。