「ごめん羽菜さん… 携帯、ずっと繋がんないし…怒ってるよな? もしかして他にも何かあったんじゃないかと… でも良かった…」 俺は一気にまくし立てて。 ぎゅっと羽菜さんを抱きしめた。 相変わらず、俺の腕にすっぽり納まってしまう羽菜さんが 堪らなく愛おしくて。 離したくなくて。 無理してるのが解る笑顔で『怒ってないよ』って言う姿に胸が痛くなった。 本当にバカだよ俺は。 その時 細い羽菜さんの腕が、 俺を抱きしめ返してくれた。