そして土曜日。
○○○街に早くついた私はベンチに座って美那のことを待っていた。
携帯をいじってたら目の前に見たことがある男子がいた。
「君ってこの前ぶつかっちゃった人だよね?」
「うん。」
「この前は本当に悪かった!」
「普通に怒ってないから。全然いいよ。」
「顔が怒ってる〜。」
「おっ怒ってない!」
「あはは。君おもしろいね。名前なんての?」
「南 あかり」
「あかりかーっ名前は明るい感じの名前なのにいつも顔怒ってるよな!」
「ごめんなさいね〜!」
「いやーっあっ俺は、鈴木 雄だからっ」
「わかった。」
「てかアド教えて!」
「いいよ。」
「どもっんじゃ後でメールするわっじゃーなっ」
「おう。」
あれ?本当は私男子が苦手なのに雄とだったら普通だった。なんでだろう。
「あかり!」
「あっ美那ー」
「待ったしょ?ごめんね。」
「全然大丈夫!」
「そう?」
「うん!」
「良かった。じゃあまずプリクラとろ?」
「おっけー」


「あかり変顔するべさ〜」
「するー!」
 パシャッ
っとシャッター音がなる。
「きゃーっやばーいっまぢあかりやばすだわ〜」
「いやー美那のほうがやばいべっ」
「うそー」
「ほんと!」
「うけるあかり〜」
「ども」

ピロリーン
携帯がなった。
たぶん雄だなっ
「「よっ!雄だよ!アド教えてくれてありがとなっ!これからいっぱいメールしような。」」
「「あーいーよーっ」」

なんだろうこの気持ち。
不思議だ。
なんか雄に直接会いたい。これってもしかして恋?