のらりくらり


  小さな石ころを
  蹴飛ばしながら
  
  明るい道を
  歩き続ける俺の前に

  長い長いトンネルが
  静かに待っていた



  それはゆっくりと
  俺を飲みこんでいく

  微かな予感――