お昼をすませて
すぐに教室に帰ってきた。
「玲奈・・・。
なんかゴメンネ。
あの二人つまらなくて・・・。」
「全然大丈夫!
それにあの二人
めちゃカッコいいじゃん!
あの二人って昨日メールで話した
幼なじみの二人でしょ?」
「うん。そーだよ。」
「いいなー」
そう。勇ちゃんと亮ちゃんは
顔がいい。
だから告られることも多かったけど
二人とも付き合ったことはなかった。
理由は知らないけど。
午後の授業を終えて
帰る準備をする。
「琴音ばいばい。」
「ばいばーい。」
玲奈が教室から出て行く。
亮ちゃん達遅いな・・・。
「琴音ちゃん。また明日ね。」
「俊一またね~。」
俊一がニコッと笑って教室を出て行った。
しばらくして
「琴音!!」
廊下から亮の声が聞こえる。
そして勢いよく教室に入ってくる。
「なんかあったか!?」
「え?何にもないけど・・・。
どうかしたの?」
「よかった・・・。」
「え?亮ちゃん?なんかあったの?」
勇も急いで入ってくる。
「琴音ごめんね。大丈夫だった?」
「二人ともなんかあったの?」
その質問には答えてもらえなかった。
「じゃあね~。」
二人に手を振って家に入る。
絶対なんかあったな・・・。
玲奈と少しメールして
今日は早く寝た。

