赤坂の顔を近くで見て、俺は動けなくなった。 そして、1時間目の授業―… 「…ぁ…っ」 赤坂が近くにいることで集中できなかった俺は小さな声で気が付いた。 「…?」 ちらりと声の主―赤坂を見たら、視線は俺の椅子にあった。 椅子をずらして落ちていたものを拾おうとした。 鉛筆は折れていて、使うには危ない状態になっていた。 「…これ、赤坂の?」 「うん…気に入ってたのにな、」 でもこのまま赤坂に渡すのは危ない。 そう思った俺は、とんでもない行動に出た。