泥だらけの君へ


あたしのメールよりも、せいぜい名前くらいしか知らない女への返信の方が大切だったんだね。

悲しみと怒りがあたしの頭を支配する。

うそつきの言葉だけが渦をまく。

あたしは好きと打ったその指で彼にメールを送った。