泥だらけの君へ


初戦敗退。

短い短い夏だった。

背負ったものが多すぎたのかも。

ううん。

きっとそれだけじゃない。

彼にも理由は分かってた。

あたしにも分かってた。

だけど分からないふりをした。

甲子園を目指す彼からの言葉だった。