結衣が唇をはなした。

もっとキスしてたかったのに……

結衣の顔をみると、目があった…。

また顔が赤くなるのがわかる…

「ごめんね…?
隆哉が可愛かったから…、つい……。」

目があったときまでは平気だった顔を赤くしながら、結衣が謝る。

嬉しい………

俺のこと、可愛いだなんて思ってくれて…

謝らなくていいのに…

「謝らなくていいよ…
キスしてくれて、ありがとう。」

俺は結衣に微笑んだ。

いつものたくらんだ笑みではなくて、素直な笑顔で……