弱々しい声で隆哉は結衣に話しかけた。

「よっ……」

こちらも、弱々しく返事をした。

(とりあえず、謝ってこい!)

俺は隆哉に小さく耳打ちした。

「ご、めんな?」

「うん…いーよ…。
ウチこそ、ごめんねえ?」

「いや、俺が悪いんだよ。
ホントにごめん。」

「お互い様だよっ!笑」

「優弥、柚、ありがとう。」

「「いえいえ。笑」」

「じゃあ、仲直りの証にキスを…」

「普通は握手じゃねえーの?」