「ねぇ~おかぁさん!ハルくん今日帰ってくる?」 次の日からあたしは毎日お母さんに同じ事を聞いてた お母さんはいつも困った顔で「今日は帰ってこないわよ」って言ってた それでもあたしは納得出来なくて毎日朝から外が暗くなるまでハルくんの家の玄関前で、ハルくんが帰ってくるのを待ってた そのうち、子供ながらハルくんは帰ってこない事を理解して待つのをやめた 成長すると共に、ハルくんとの記憶は薄れてきた