「重かったでしょ!ごめんね…」


「うん、すげー重かった」


「えっ!!?」


「…ぷっ。冗談。別に重くないから」



何だよ~…本気でダイエット考えたじゃんか



「…ども、遠い道のりをわざわざありがとうごさいました」

深々とお辞儀をしたあたしを見て瀬名くんが笑いだした



「…っははっ!何だよそれ!ババくせぇ」


ードキンー


まただ…


そしてあたしの頭に手を乗せて髪をぐしゃぐしゃにする



「あ!ちょっと~」

「はははっ悪ぃ悪ぃ。じゃー明日、遅刻するなよ!じゃーな」



瀬名くんが見えなくなるのを見送って部屋に上がった