何か察したのか、咲も少し小声で返事をした


「あたし、やっぱりハルのこと諦めない。ハルの一番にはなれないけど、自分の気持ちはちゃんと伝えたいから」


「…うん」


咲は、野菜を切る手を止めて優しい笑顔であたしを見た


「ハルに、ちゃんと伝わるように頑張るから。」


「…うん。良かった…応援してるから、頑張ろう、美優」


「ありがと、咲」


2人で少し笑って、料理を仕上げた



咲、心配かけてゴメンね

あたし、頑張るから


見ててね?