「うそっ!」 あたしが焦って言うと、ハルは「ウソだよ」って笑った 「みゅう、ほらオレンジ。…ちょっとぬるくなったけど」 「わ、ありがとう」 そう言ってハルを見ると、ハルはあたしに手を差し出してた 「何?」という風に首を傾げていると 「…また変なのに絡まれたら困るから、手…繋いでてやるよ」 そしてオレンジジュースを持っていない方のあたしの手が、ハルの大きな暖かい手に包まれた 「…ありがと、ハル」 そう言ってハルを見ると、少し…ほんの少し頬が赤かった