「奈々~お母さん出かけて来るから、なにかあったら奈々の携帯に電話するわね~」 ん? お母さん出かけるんだ。 「いってらっしゃーい」 下から聞こえてくるお母さんの大きい声に対抗するように私も大きい声で返事を返した。 外はキレイだなぁ 白いカーテンを開けて、外を見ると一言思う。 「寝よ」 小さく呟くとベットに横になり布団を顔まで被った。