あたし達が屋上につくと、誰も人がいなかった。 今日は晴れてるけど、 屋上は風が吹いてて、ちょっと肌寒い。 いくら晴れてても風が吹くと、この季節、まだ寒く感じる。 屋上について、あたしは、すぐに立花君と向かい合い口を開いた。 告白の返事をするために。 「立花君。」 あたしの声が微かに震えた。 どうしよう。また、泣きそう。