あたしのご近所さん。

「おっ…おはよ」






あたしはちょっとドキドキしながら顔を出す。

だって昨日…………

思い出すだけで顔が熱くなる。



「美雪ちん…前見て」



前?

悠太に言われるがまま、あたしは顔をグリンッと前に向けた。


「わあ…………」



雪が積もっていた。




外は一色銀世界でキラキラしていて


すごく綺麗。




「きれーい」



はく息までがきれいに見えて

一瞬にして寒さなんかぶっとんだ。


「美雪ちんみたいだね」

あたしみたい?
ん?

悠太は先生をやってるわりには時々わかんないことを言う。