『んー?…うん…』


悠太はそこから何も言わなくなった。
あたしも何も言わない。

気まずい雰囲気がひたすら続いた。

『美雪ちん


一回切るね』


プツッ…ツーツー…

切られた。
完璧嫌われてる。
もうやだ…
どうしたらいいの?
あの時冷静に「悠太先生なんだー」って言えばよかった?


わけわかんない…






「美雪ちん」






空耳?
悠太のこと好きすぎてやばいのかな。




コンコン…

「美雪ちーん?」




空耳じゃない!!!あたしは慌ててドアを開ける。