悪魔なお前のせぇで、俺は一生恋人が出来ないままだ!




ぼすん!



と、ラムの頭に軽い衝撃が走りました。



ラムはビックリして思わずたちあがり、



「もぅ!お兄ちゃんのせぇだからね!」



と、叫びました。



「……ほぉ。お前がぶつぶつ何か言ってたのは、お兄ちゃんのせぇか」



先生が言いました。



気が付けば、ラムはクラス中の注目のまと。



「珍しくぼんやりしてると思ったら、何考えてたんだ、まったく」



「ご、ごめんなさぁい」



ラムは正直に謝ります。



こんなことは久しぶりです。全部お兄ちゃんのせぇです。