しかし、ラムは無表情。 「……」 「……」 「……べつに。いただきます」 ラムは何事もなかったかのようにシチューを食べ始めた。 俺、今度はどんなからかい方をされるんだ? 俺はそんな事を考えながら食事にもどった。 それにしても、何故ラムは俺に好きな人がいるかなんか聞いたんだ? そういえば俺は恋愛に対し、今まで深く考えたことなどない。 当然好きな子もいない。 なぜなんだろうか。 俺はラムをちらっと見た。 「何見てるのよ、ばぁか」