おじいちゃんはニコニコと笑っている。 「おい、ラム。じぃちゃんをスルーするなよ……」 すかさず兄がおじいちゃんをカバー。 しかし、ラムは 「じじぃは去年死んだでしょ?いるわけないじゃない」 と、おじいちゃんの存在を真っ向から否定したのだ。 だが、おじいちゃんもラムに負けない意地の悪さだ。 表情一つ変えずラムに背をむけると、 「ほほぉ、わし、死んどったんかい。そりゃ残念じゃ。せっかくちんちんの情報を教えてやろうと思ったのにのぉ」 などと言い始める。