「汚いなんて思ってたら、お前なんか抱き締めねぇよ」

ウィルは、静かに言った

「はい。僕も、汚いなんて思ってたら椿様になんて近づきませんよ」

ティルもウィルに続いて言った

「うそだ…」

だんだん私の目からまた涙が溢れてくる

ティルやウィルはうそをついてるなんておもってない…

でも、どうしても[うそだ]なんて言ってしまう

すると、ウィルは私の唇に優しくキスをした

そして、ティルも私の頬にキスをした

「僕は、どんな過去をもっていても、椿様のことがずっと大好きですから」

ティルは、満面の笑みで言ってくれた

私は、二人の優しさが嬉しくて泣き続けた