「囮って?」

私が聞くと、クロードは一気に私に迫ってきた

逃げたいけど…

背中には壁があって、逃げられない…

「お前がいれば、ウィルは簡単に来るだろ」

親指と人差し指で私の顎を持ち上げた

「触らないで!!」

私は、ローレンの手を叩いた

すると、いきなり首に噛みつかれた

そして、血を吸い始めた

やだ!!

痛い…

痛い…

だんだん、意識が朦朧としてきた…