そして、ハッと目を開けると…

ティルとウィルが心配な顔をして私を見ていた

「椿様!!大丈夫ですか?」

ティルは、優しく問いかける

ウィルは私の涙を指で拭う

「私…私」

混乱してる私をウィルは、抱きしめてくれた

ウィルの匂い…

そばにいる…

「怖かった…」

私は、それだけを言うと泣くことしかできなかった

そんな私を強く強く抱きしめてくれた