そのあと私たちはそこへ座り込み自由帳をやぶり、
まだまだ覚えたての字で
お互いに手紙を書いて
優ちゃんは
自分のえんぴつや
消しゴムが入っていた
ふでばこを空にし、
手紙入れにかえ、
よくお昼寝の影になっていた大きな桜の木の下に穴をあけ2人でうめた。

優ちゃんは
なぜこんなことを
提案したんだろう。

ほんとに
テレビであってたからだけの理由だったのかな。

私は優ちゃんを元気にするどころか、優ちゃんは自分自身で一生懸命に前を向いていたんだね。