例えば、それがキオクだったら…
ファンタジー
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蒼夏/著
- 作品番号
- 1845
- 最終更新
- 2007/06/22
- 総文字数
- 9,939
- ページ数
- 15ページ
- ステータス
- 未完結
- PV数
- 516
- いいね数
- 0
「すべては 運命 なんだよ…」
あぁ、そうだ。
誰かにそんなことを聞いた。
いつだったか…
幼い瞳に映っていたのは、
マボロシだった…。
俺は夢の中に在た。
小さな両手は、
美しすぎる赤だった。
迷子だったんだ。
素敵に…詩的に……
ユメノマイゴだったんだ。
「ねぇ、私は君を…―」
分かってるって。
馬鹿な頭でも理解できているさ。
そうだろ?
なぁ、俺…それでも
構わなかったんだよな…?
そうだ、そうして欲しかった。
何も感じていなかった。
痛みなんて、忘れていたんだ。
だけど…あぁ、そうだよ。
そうだ…。
かすかに光って見えた、
その一瞬の雨は、少しだけ…
…俺の心を濡らしたよ。
少しだけ…そう、ほんの少し…
辛かったんだ…。
あぁ、そうだ。
誰かにそんなことを聞いた。
いつだったか…
幼い瞳に映っていたのは、
マボロシだった…。
俺は夢の中に在た。
小さな両手は、
美しすぎる赤だった。
迷子だったんだ。
素敵に…詩的に……
ユメノマイゴだったんだ。
「ねぇ、私は君を…―」
分かってるって。
馬鹿な頭でも理解できているさ。
そうだろ?
なぁ、俺…それでも
構わなかったんだよな…?
そうだ、そうして欲しかった。
何も感じていなかった。
痛みなんて、忘れていたんだ。
だけど…あぁ、そうだよ。
そうだ…。
かすかに光って見えた、
その一瞬の雨は、少しだけ…
…俺の心を濡らしたよ。
少しだけ…そう、ほんの少し…
辛かったんだ…。
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